「ハノーヴァーの日」にて,広島大学所蔵の被爆樹木を使用した弦楽器による演奏会が行われました

2024年5月12日(日),旧広島市民球場跡地にあるひろしまゲートパークの大屋根広場にて,ドイツ・ハノーヴァー市と広島市との姉妹都市提携記念事業「ハノーヴァーの日」が開催されました。

当日は,広島大学が所蔵する被爆樹木を使用した弦楽器(ヴァイオリン2挺,ヴィオラ,チェロ)を用いて,広島を中心にご活躍のヴィオラ奏者,沖田孝司氏と,ピアニストの沖田千春氏,チェリストの川岡光一氏とともに,広島大学の教員の高旗健次と博士課程前期の大学院生の中村真璃彩が,弦楽四重奏を中心とした演奏を行いました。

当日はあいにくの大雨でしたが,松井一實広島市長のご挨拶のほかさまざまなイベントも開催されました。

雨にも負けず風にも負けず,両都市の親交を深めたのはもちろんですが,被爆樹木を使用した弦楽器から紡ぎ出される「音」を通して,原爆の惨事の記憶の継承と平和の意義についても,会場の皆さまと考える時間となりました。