第1回「赤いカンナの花音楽会〜被爆樹木から生まれた弦楽器の響き。平和へのメッセージ〜」

この音楽会は,被爆樹木を素材に制作された広島大学所蔵の弦楽器(ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ)による,室内楽のチャリティコンサートです。この被爆樹木を使用した弦楽器は,原爆により亡くなられた方々の慰霊と被爆体験の継承活動に役立てる目的で生まれました。被爆樹木を使用した弦楽器の音色が被爆された皆様の心の癒しとなり,忘れてはならない過去の悲惨な歴史を音楽の力で側面から支え,継承し風化させないことを理念に掲げています。
主催は宮城県仙台市に拠点を置くハナミズキ音楽事務所様で,広島大学も共催として開催します。
仙台では東日本大震災により,多くの人々が犠牲となりました。原爆と震災は,戦災と天災での違いはありますが,多くの方々が被害に遭われ犠牲となった共通点を持っています。
仙台に拠点を置くハナミズキ音楽事務所様と広島にある広島大学とで,音楽を届ける活動を通して被災地に寄り添う会となることを願っています。
音楽会は2部構成で,第1部では,本学研究員の嘉陽礼文氏による「被爆樹木から生まれた楽器のお話し」の講演会を行います。
第2部では,第28回ディボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール第4位や,東京現代音楽祭室内楽コンクール第1位など,国内外の数々のコンクールで上位入賞の経歴を持つヴァイオリニストの小川有紀子氏のヴァイオリンと,本学の人間社会科学研究科(音楽文化教育学領域)教授でヴァイオリニストの髙旗健次,本学客員教授でチェリストの森純子たちによるアンサンブルの演奏をお届けします。
被爆樹木を使用した弦楽器の音色を通して,平和についてのメッセージを感じ取って頂ければ幸いです。
多くの皆様のご来場をお待ち申し上げております。

日時2022年2月27日(日)開場13:30 開演14:00(終演予定 16:00)
会場東広島芸術文化ホールくらら 大ホール(東広島市西条栄町7番19号)
入場料2,000円(全席自由)
出演者ヴァイオリン:小川有紀子
ヴィオラ:高旗健次
チェロ:森純子
広島大学大学院 人間社会科学研究科 音楽文化教育学領域の弦楽器専攻生
プログラム【第1部(30分)】
講演会:被爆樹木から生まれた楽器のお話し(講師:広島大学研究員 嘉陽礼文 氏)

【第2部(70分)】
弦楽トリオによるアンサンブル演奏会:
・コダーイ作曲:弦楽のためのインテルメッツォ
・モーツァルト:きらきら星変奏曲
・ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第2番 ほか
主催(株)ハナミズキ音楽事務所
共催広島大学
お問い合わせ先チケットのお求めは,下記の電話番号もしくはE-Mailでご連絡ください
・「赤いカンナの花」音楽会窓口:担当 日下(クサカ)
TEL: 090-1629-7631 
・(株)ハナミズキ音楽事務所
TEL: 070-2644-6015
※都合により不在の場合,必ずかけ直しさせていただきます。
〈E-Mail〉hanamizuki@ac.cyberhome.ne.jp
※お申し込みの方の「お名前」と枚数をお伝え下さい。